2月の本

「2月に関する本」を集めました

「2月の本」コーナー
「2月の本」コーナー
「2月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、2月に関する本を集めた「2月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • チョコレート

    2月14日は、日本では女性が男性にチョコレートを贈る「バレンタイン・デー」です。古代ローマでは、兵士が故郷に家族を残して戦争に行くのは士気が下がると、兵士の結婚は禁じられていました。しかし、キリスト教の神父・聖バレンタインは兵士を憐れに思い、内緒で多くの兵士を結婚させてあげていました。それが皇帝の知るところとなり、2月14日にバレンタインは処刑されてしまいます。後に欧米では、この日を「愛の記念日」として恋人や夫婦がプレゼントを交換するようになり、その風習が日本で広まった時に、女性が男性にチョコレートを贈る日に変化したのです。処刑された日が「愛の記念日」になったなんて、不思議ですね。

  • お寿司

    2月3日は節分です。
    近年、すっかりお馴染みの「恵方巻」。方位の神様とされる歳徳神(としとくじん)がいる方角(恵方)を向いて、太巻き(恵方)を食べる風習は、もともと関西地方で盛んでした。健康や商売繫盛などの願いごとを思い浮かべながら、無言で恵方巻一本を食べるのが習わしとされています。これは、食べている途中で喋ると、福が逃げるとされているからです。
    恵方は毎年変わりますが、今年、平成三十年の恵方は「南南東、やや右」とのこと。家族や友人と「無言で」チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

  • 友情

    2月22日は「世界友情の日」、「国際友愛の日」です。
    ボーイスカウトの創始者であるベーデン・パウエル卿の誕生日にちなんで、1963年のボーイスカウト世界会議で制定されました。(ベーデン・パウエル卿の妻で、ガールスカウトの創始者であるオレブ・ベーデン・パウエル卿も同じ日が誕生日です。)この日は、平和で国境を越えて世界の人々とも手をつないで明るい社会をつくることを目指す日。「友情」の大切さを実感する日でもあります。
    間もなくやって来る春は、共に過ごした友達との別れのシーズンでもあります。あわせて、「友情」がテーマとなっている小説も紹介します。

  • 針仕事

    2月8日は、関東では「針供養」が行われる日です。昔は、着物を自分で縫って作り、破れた時には継ぎを当てて使っていたので、針は大切な道具でした。「針供養」は、お裁縫で折れたり曲がったりした針を豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺して供養します。その日は針仕事をお休みして、お裁縫の上達を祈ります。また、全国にある淡島(あわしま)神社に針を持って行って供養したり、一部の地域では針を刺した後の豆腐やこんにゃくを川に流したりする風習もあります。現在でも、「針供養」は和裁や洋裁などを仕事とする人の間で受け継がれています。
    お世話になった「針」に感謝する「針供養」。普段使っている「物」にも感謝する心は、これからも大切にしたいものですね。

  • 2月の上旬、札幌の大通公園をはじめとする複数の会場では「さっぽろ雪まつり」が開催されます。
    「さっぽろ雪まつり」は、1950(昭和25)年に地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まりました。以後、札幌の冬を彩る行事としてすっかり定着し、今では国内外から約200万人以上が訪れる冬の一大イベントとなっています。

  • 二・二六事件

    1936(昭和11)年の2月26日、ある青年将校が1400人に及ぶ兵士を率いて反乱を起こしました。当時の大蔵大臣・高橋是清、内務大臣・斎藤実などを殺害し、政府要人を次々と襲いました。反乱グループは首相官邸や警視庁などの建物を占拠しましたが、天皇による命令に従い降伏し、青年将校は逮捕されました。
    この事件をきっかけに、軍の力がより強くなり、政治にも深く関わるようになりました。

  • 今から2700年ほど前の古代ローマでは、一年を10ヶ月として3月が年のはじめとなるロムルス暦を使っていました。その後、第11月と第12月が加えられ(ヌマ暦)、さらにエジプトの太陽暦の暦にならって暦を変えていきました(ユリウス暦)。その時、年のはじめは1月に改められましたが、もともとは3月を年のはじめとしていたため、一年の最後だった2月にうるう日を作り、一年の長さを調整しました。
    後に、ローマ教皇グレゴリウス13世が、うるう日の置き方に工夫を加えましたが、2月は他の月よりも短いまま、現在使われているグレゴリウス暦に至ったというわけです。
    いつもより短い2月。一日一日を大切に過ごしたいものですね。

  • レモン

    フランスのコート・ダジュールにある町・マントンでは、2月中旬から3月上旬に「レモン祭り」が行われます。「レモン祭り」は1895年にホテルの経営者たちがマントンの町を活気づけるために始めたお祭りで、現在ではニースのカーニバルやモナコのF1と並んで、コート・ダジュールの3大イベントの一つとして数えられています。名産であるレモンをぎっしり貼り付けたオブジェが町中に飾られ、夜になるとレモンを使った山車(だし)でパレードを行います。1回の「レモン祭り」で使うレモンの総量は約150トン。
    祭りで使った後のレモンはジャムやアルコールに加工するため、果実を傷めることのないよう釘や針金を使わず、ゴムなどで固定されているそうです。

  • 歌舞伎

    1607(慶長12)年2月20日、江戸城で出雲の阿国(おくに)が、当時将軍だった徳川家康や諸国の大名の前で初めて「かぶき踊り」を披露しました。歌舞伎はもともと「かたむ(傾)く」の古語である「かぶく」が語源とされており、「かぶき者」奇抜な服装や行動をしている一風変わった男性のことを指しました。この「かぶき踊り」を最初に始めたのが、出雲の阿国といわれています。今でこそ、歌舞伎といえば男性が主役となるイメージですが、歌舞伎の原型を作った阿国は女性でした。

  • 忍者

    「ニンニンニン!」の語呂合わせから、2月22日は「忍者の日」。2015年に、忍者の里として有名な三重県伊賀市や滋賀県甲賀市が中心となって制定された記念日で、全国ゆかりの地で忍者イベントが開催されます。制定されてから日も浅いため、全国的な認知度はまだまだ低いようですが、今年2月には国際忍者学会も設立。
    平成の世においても、忍者を主人公とした映画やマンガが制作され、国内のみならず海外でも高い人気を集める忍者。注目してみてはいかがでしょうか?